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【書けない英語は話せない!?】『プロフェッショナル イングリッシュ―世界に通じる英語力』を読んで

【はじめに】

こんにちは、Kindlizedです。

本エントリーはを『プロフェッショナル イングリッシュ―世界に通じる英語力』取り上げます。

 

本日のタイトル

プロフェッショナル イングリッシュ―世界に通じる英語力

著者略歴(PEGLより)

 

pegl.ohmae.ac.jp

TOEIC特化型スクール「花田塾」代表。 神奈川県の桐蔭学園高等学校を卒業後、アメリカへ渡る。University of Southern California (USC: 南カリフォルニア大学)卒業。帰国後、三菱商事において4年間勤務したのち英語講師の道を選び、TOEICの専門校エッセンスで5年以上不動のNo.1に輝く(退職前1年間の受講生による評価平均: 10点満点中9.68点)、その後独立してTOEIC特化型スクール「花田塾」を新宿で運営している。英語の本質に迫る講義、自然と頭に残る解説で多くの受講生が短期間でスコアアップを実現させている。英語の音への造詣も深く、発音やリスニングの指導も得意とする。花田塾を運営する傍ら、ファーストリテイリングの全体研修を1年以上にわたり担当。IBMの研修でも98%の社員が「大満足」と評価。現在もTOEIC(r)公開テストを毎回受験しており、最新傾向の分析およびその対策・指導には一切手抜きをしない熱血漢。7回連続でTOEIC990点(満点)を取得。 著書に『1駅1題 新TOEIC(r)TEST文法特急』『新TOEIC(r)TEST文法特急2 急所アタック編』(いずれも朝日新聞出版)、『TOEIC(r)テスト 超リアル模試600問』(コスモピア)がある。

目次

  • はじめに
  • 第1章:英語は常に実践を意識する
  • 第2章:書けない英語は話せない
  • 第3章:英語を話す秘訣と基準
  • 最終章:大前研一×スティーブ・ソレイシィ
  • おわりに

テーマ:ビジネスのための英語とその習得

英語を学ぶ目的 

有用な実用本が常にそうであるように、本書も定義から始まります。

まず「ビジネスマンが英語を学ぶ理由は何か」

仕事で英語を使う目的は「人を動かす」ことです。  相手を動かすためには、(その前提として)的確に「自分の考えを伝える」必要があります。自分の考えを伝え、それによって相手を動かす。それが仕事で英語を使う目的です。  目的がはっきりすれば、そのために「何をすればいいか」も決まります。英語を使う目的が「自分の考えを伝えて人を動かす」ことであれば、英語習得の出発点は「自分の考えを伝える」方法を学ぶことです。
創出の手段は「書く」と「話す」です。自分の考えを伝えるために書く。目の前の相手を動かすために話す。そのために必要な言葉を覚え、役に立つ技能を習得する。本来の英語習得は「それだけでいい」のです。

間違っている、あなたが本当に英語ができない理由

日本人の多くが「英語ができない」という。ではなぜ私たちは「英語ができない」のでしょう。

するとほとんどの方が「語彙の不足」や「流暢に話せない」ことを挙げると、著者はいいます。

そしてその考えが間違っているからこそ、話せないのだと著者は重ねます。

自分の英語能力について表現するときに、多くの人は「私は英語が話せます(話せません)」と言います。「私は英語が書けます(書けません)」と言う人は稀です。  これは、英語での意思疎通において、「話せること」を重視している人が多いことの表れです。逆に言うと、「書けること」については多くの人が無関心です。(中略)この意識の持ち方そのものが、日本人がいつまでも「英語ができない」大きな理由だと私は考えています。なぜなら、英語ができない人は「書けない英語は話せない」という大原則に気がついていないからです。  そうです。書けない英語は話せません。それが、英語習得の最も重要な「ゲームのルール」の1つです。

私が本書でただ一つKindleの機能の「ハイライト」を残すとしたらこの箇所となるでしょう。

これは聞いたことがありませんでした。そしてすぐ納得できました。

著者は会議やプレゼンでの大事な発表時を思い浮かべることを促します。

そして言うのです。前もって、メモ書き程度で準備するんじゃないですかと。「要点」や「ロジック」を確認するために書いて準備してるでしょうと。

できない人は一発で決めようとする

さて話すために、「書く」ことが大事なのはわかった、じゃあ「どう書くか」にいよいよ話は移るんですが、その前に本書の特徴を少し。

本書の構成の特徴であり、そして一番有用なところは、各節ごとに、「できない人は『』する」、それに対して「成果をあげる人は『』する」と書かれているところです。

それが、いちいちわかりやすいし、ハッとしてしまうフレーズで、見るたびにハイライトしたくなります。

見出しに引いたのもその一節。「できない人は一発で決めようとする」。その続きは、「成果をあげる人は、『短い連打を放つ』」

著者は英語が話せない人たちに共通するのはルールを知らないからだといいます。そして従来の、受験英語を含む英語学習にその傾向が強いと指摘します。

そこでは「ミスをしないこと」が求められます。重箱の隅をつつくような細かな規則を教える一方、意思疎通の成果に直結する「わかりやすさ」については、まったくと言っていいほど触れていません。そのため、英語教育をまじめに受けてきた人ほど「わかりにくい英語」を使うことになります。
 一例をあげると、優秀な人ほど「長い英文を書く」癖があります。

では、「伝わる英語」とはどのようなものなのでしょうか。

このミニマルセンテンス(できるだけ少ない数の単語で書いた文)を連続して繰り出す手法こそ、ビジネスで成果をあげる人が使っている英語なのです。難関大学の受験で遭遇するような長い英文は、たとえ「文法的に正しい」ものであっても、わかりやすく「自分の考えを伝える」ことには不向きです。ある程度「英語ができる」はずのビジネスパーソンが「原点されない立派な英語」を意識することによって、複雑な長文を書いてしまう。あるいは何も話せなくなってしまう。その原因はここにあります。できるだけ「少ない語数」で文を作り、まずは「誰が何をしたか」「何が起こったか」といった事実を端的に伝えることを心がけてください。そのうえで、必要に応じて周辺情報を細くしましょう。

書くときのルール

さて書くときのルールをご紹介します。

ここは、他の書物と変わらない、新奇さに乏しいところです。

ルールを個条書きにしてみます。

  • ルール1:結論を述べる
  • ルール2:理由を(重要なものから)3つ挙げる
  • ルール3:結論を繰り返す

著者はこの形式で5行エッセイを書くことを勧めています。

話せる人の共通点

さて「書けないことは話せない」を主旨とした第2章をメインをご紹介してきましたが、つづく第3章では「英語を話す秘訣と基準」が説明されます。

その中から1節を。

この節は著者の問いかけから始まります。

世界中の「英語が話せる人」の共通点は何でしょうか。

すぐさま「発音がネイティブ」や「語彙が豊富」などの解答は退けられて

答えは「一定時間内に一定数以上の文を繰り出す」ことです。

著者の研究によれば、「英語が話せる人」は皆一定時間内にほぼ同じ数の英語を話していたそう。

その黄金の数値は「1分間に15〜20の文(正確には節)」です。

ここで言われている文(節)とは一組以上の主語と動詞を含む英語の文章を指します。

この視点は新鮮でした。そして明快です。

前から「英語が話せる」の基準は曖昧すぎると感じていたからなおさらでした。

ですが、これ結構大変ですよ、1分に15の文章は。

だから著者も初心者のためのガイドラインを提示しています。

初心者の方の場合、まずは「SPM=10」を目指してください。そこから少しずつ数字を上げて、15前後のレンジ(10~20)を目指しましょう。  最初は1分間続けて話すこと自体が難しいかもしれません。その場合は、「30秒で5文」から始めてください。

【あとがき】

最後までお読みいただきありがとうございました。

英語が使えるようになりたいビジネスマンは多いため、毎年毎年「似たような」英語読本が出版されています。

それらの本に書かれている内容はもちろん「間違っていません」。ですがそもそも「聞いたことがあるようなこと」の焼き直しと、最後に「努力と実践」を登場させてお茶を濁すものばかり。

それに引き換え、本書は新しい視点と新しい基準を明確にしてくれたのが貴重でした。

ただ少しだけ残念だったのは「書く」ことの重要性を説いたのに、「書く」場をしっかり提供できてないことです。

英語を「使えるようになりたい」と願望している人はおそらく「使わなければならない」環境にはいないものと思われます。

失礼ながら、英文日記を書き始めたり、さらにはそれを続けるとも思えません。

そういった方々はどこで「書く」べきか。

個人的なオススメですが、「HelloTalk」というアプリです。

最初のアカウント設定時に「学びたい言語」と「教えられる言語」を入力し、

その設定によって、お互いにチャットで教えあうというアプリです。

こちらのブログの説明がわかりやすかったです。

もし英語に触れる機会を求めている方がいればぜひ。

hourouki.com

 

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